(4) 米国政府における「電子政府」構想
米国政府の「電子政府」化構想は議会と大統領府が推進しており、中心になるのが政府情報技術サービス(GITS:Government Information Technology Service)である。GITSは1993年に設置された組織で、情報通信技術の導入による政府の効率化と高度化の推進、政府情報システムの合理化、政府業績再評価の勧告、を任務としている。政府業績再評価での情報通信技術に関する項目は13あり、13のワーキンググループが活動している。
表4−7 GITSの活動項目
資料出所:スティーブ・M・ルコンブト「米国連邦政府における『電子政府』構想の現状と課題」「行政&ADP」1996.8
*1 NTIS:米国商務省技術情報サービス
*2 EM−PMO:電子メール・プログラム・マネジメント・オフィス(共通役務庁内)
*3 NARA:国立公文書・記録管理局
「電子政府」実現は、上記のGITSワーキンググループの活動を中心に、その他の政府機関の活動も加わって推進されている。政府への電子的アクセス、政府共通電子メール、政府情報案内サービスについては、既にサービスが実施されている。
?@ 政府への電子的アクセス
?@−a.WINGS住民が行政関係の手続きを一つの窓口で済ませることができるサー
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